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ダム巡り、秋の定山渓−小樽ルート

 札幌の奥座敷、定山渓(じょうざんけい)。 歴史ある名旅館からスーパー銭湯的な巨大ホテルまで、札幌市民の心と体の癒やし処となっている。が、実はそれだけではなく、定山渓は札幌市民の生命線となっていることは余り意識されていない・・・。

 市内の紅葉も今がたけなわ。雪が降る前に紅葉狩りに出かけましょう。手近な名所、定山渓を目指します。無茶苦茶混むらしいので早めに家を出て、8時半に豊平峡ダム(ほうへいきょうだむ)入り口に到着。さすがに駐車場はまだだいぶ空いていました。ここからは一般車両は通行止めになっているので、ハイブリッド電気バスに乗り換えて、ダムサイトを目指します。さながらミニ黒部。公式サイトでは8時45分から運行することになっているが、既に運行が始まっている。

 トンネルを2つ通過しダムに到着。あたりは紅葉真っ盛り・・・を少し過ぎた感じで少々寂しい。それでも切り立った断崖の渓谷美がじゅうぶん楽しめる。展望台を兼ねたレストハウスに向かいます。無料のケーブルカーがあるけど、こちらはまだ運行していない。まあ、徒歩5分の距離です。

 展望台からは、ダムを真横から見下ろす風景が広がる。見事なアーチダムです。9時から観光放水が始まるので、しばし、待ち。背中にあたる太陽が心地よい。台湾人観光客に囲まれる。紅葉は珍しいでしょうね。霜が降り、白く凍った草の様子も珍しそうに眺めています。放水開始。うーーん、ちょっとしょぼい。このダムは正面から眺めることができないので、ダム+放水+紅葉の、絵葉書的な写真を撮ることができません。

 管理事務所に向かいます。実は紅葉よりもこっちの方が気になっていました。今、北海道で密かなブームとなっている「ダムカード」集めです。インターホンを押し「すいません、ダムカードお願いします」「あ、はい」。職員のかたが出てきて、「どのくらい集められました?」と聞かれるので「初めてです」と答えると、カードの見方を説明して下さいました。

 豊平峡ダムの場合、「A=アーチ式」コンクリートダムで、「FWP=洪水調節、上水道、発電」に利用されています。かつての札幌は、雪解け水による豊平川(とよひらがわ)の氾濫が大きな問題となっていましたが、その治水の切り札として作られたのが豊平峡ダムです。ついでに水道、発電と多目的に利用され、札幌市のインフラを支えています。市民200万人が安心して暮らせるのは、このダムのおかげなのです。

 バスに乗り、戻ります。トンネルが途切れる地点には「千畳岩」と「九段の滝」の2つの見所が有るので、時間と体力に余裕があれば、片道は徒歩にするのも良いかも知れません。10時頃に駐車場に戻ると、空き待ちの列ができていました。

 定山渓にあるもう1つのダムに向かいます。その名も、定山渓ダム。温泉街の裏手、豊平川の支流に作られたダムで、ダムの下が公園になっている。豊平峡ダムと比べると人出は少ないが、ダム自体を観賞するならこちらがお薦め。堤高(ていこう)100メートルを超える「G=重力式」コンクリートダムを間近に見上げることができる。また、堤体(ていたい)内に入れる通路も公開されていて、どんだけコンクリート打ち込んでるんだ?その巨大さを感じることができる。ダムカードは資料館で貰えます。

 お昼御飯。定山渓のパン屋「Vergine Baccano(ヴェルジネバッカーノ)」でサンドイッチのランチをいただきます。石窯で焼くパンが評判の店です。かなりの混雑で、販売コーナーには数切れしか残っていません。おまけにたった今焼き上がったパンは「240円、ちょい焦げ100円」。ちょい焦げと言うより、真っ黒じゃん。どうやら堅焼きが信条の様です。

 席に着いて待っていると、ベーコンの焼ける匂いがしています。いい感じに待たされてお腹も空いた頃、サンドイッチ登場。マスタードを塗ったパンに、ベーコンと目玉焼きのサンド。かぶりつくと崩れそうなので、ナイフとフォークでいただきます。これは美味い。がっつり堅焼きのパンは食べにくいけど、塩加減も良く、おかずとの相性も良く、待ってでも食べる価値あり。ちなみにパスタランチだとパン食べ放題みたいです。

 ダム巡り。3つ目のダムを目指します。定山渓から小樽へ抜ける北海道道1号線は「定山渓レークライン」と呼ばれ、2つのダム湖を巡る風光明媚な観光道路。定山渓ダムの天端(てんば。ダムの一番高い部分)を通り、紅葉の道を走ります。四季折々の風景が楽しめるみたいですが、冬場は通行止めになることも多々あります。

 朝里ダム(あさりだむ)に到着。定山渓の2つのダムに劣らない重厚な重力式コンクリートダムですが、管理が北海道なので、残念ながらダムカードは有りません。小樽市への水道水供給を担っている他、ダム湖周辺は公園が整備され市民の憩いの場となっている。小樽側へ下る道は綺麗なループ橋になっていて、重厚な堤体と周囲の紅葉が移り変わる定山渓レークラインの見所の一つ。

 バラエティ番組に影響されて始めたダムカード集めですが、「このダムはグラビティ(G)だな」「後で天端に行ってみる?」なんて会話が夫婦で成立する不思議な北海道巡りの旅が、暫くは楽しめそうです。

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