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日本最東端の旅(前編)−エトピリカ−

 はるばる来たぜ、浜中町(はまなかちょう)。5月に訪れた厚岸町(あっけしちょう)を超え、日本最東端へ向け絶賛爆走中。

 短いお盆休みを使った根室弾丸ツアーで、昨日の夕方、札幌を出発し、帯広で1泊。今日は朝6時に出発し、11時、お昼御飯休憩。

 浜中町「ファームデザインズFarm Designs」。全国の物産展や海外にも進出している優良企業です。チーズケーキ等の乳製品が有名ですが、ここ本店では食事もいただける。オープンと同時に一番に入店。木を多用した落ち着いた作りに、牛グッズが点在。ヨークシャーディッシュとモッツアレラピッツアを注文。

 その後も客が続々とやってくる。スイーツのお持ち帰りだけの客も多いが、料理が出てくる頃には満席となった。原野の人気店、と思ったら、後で知ったのだが、昨夜のテレビ番組「カンブリア宮殿」で紹介されたらしい。実は寒鰤カンブリで浜中町が紹介されるのは知っていたのですが、昨夜泊まったホテルではなぜかTVh(テレビ東京系)だけ映らなかった(泣)。

 ヨークシャーディッシュは、ライスのまわりを豚のソテーが飾るワンプレートランチ。ミルク感たっぷりのソースは少し酸味が効いていて食欲をそそります。ピッツアはもっちり生地にチーズ感たっぷり。どちらも美味、スイーツだけでなく食事も素晴らしい。食後はルパン三世もお薦め、チーズケーキ(うしさん)をいただきました。

 今日の目的地は、根室市(ねむろし)落石(おちいし)漁港。実は北海道に来る前から行ってみたいと思っていた場所です。画面右のスペースに変な鳥のマークパフィンがありますが、こいつはパフィン(のつもりで自作)です。そのパフィンの親戚みたいな鳥、エトピリカの生息地が落石の沖合の島にあり、漁協が中心となってバードウオッチングツアーを開催している。日本でエトピリカを見るという10年来の夢が、果たして叶うのか。

 ツアーを主催しているのは、落石ネイチャークルーズ協議会。クルージングに使われる船は現役の漁船で、操縦するのはその船の船長さん。そこにガイドが1名付きます。港の事務所に到着すると、ちょうど午前の便が戻ってきたところ、5〜6名の参加があったようです。午後1時、出港。参加者は全部で5名。

 港を出てしばらくすると、目的の島、ユルリ島が見えてくる。あこがれのユルリ島がついに目の前に。
 初めてその名を知った、NHKの「さわやか自然百景」で斉藤由貴のゆるりとしたナレーションとともに紹介されたのが10数年前、落石ネイチャークルーズが始まったのが2010年春、北海道に越してきたのが2010年秋、機は熟しました。

 さっそく鳥たちの登場。アシシギです。そこかしこに群れを成し、合わせれば凄い数になりそう。船が近づくと一斉に飛び立つ。ガイドさんも、今年最高の数と驚いていました。その他、ウミウとか、ケイマフリとか、よくわからないやつがたくさん。まあ、本命はエトピリカなので軽く流します。しかし、数日前には台風で北海道全域が大荒れでしたが、嘘のような穏やかさ。また霧も全くかからず、ユルリ島もよく見えます。崖に囲まれた島ですが、その上には広い平野部があり、馬の群れが。数十年前はこの島にも人が住み、昆布漁の荷役に使われていたが、今は馬だけ残されている。野生化して生き残っていたが、数年前に雄馬を全て移送し、残されているのは雌馬だけ。近い将来、確実に居なくなる、悲しい風景。

 そんな感傷に浸っていると、海面に茶柱のようにぷかぷかと浮き沈みする物体が。棒切れか何かのごみだと思っていたら、船が通過する瞬間「マンボウだ」とガイドさんが。えーーー、轢いちゃったよ。大丈夫か。すぐさま船を旋回させ、皆でマンボウ探し。あ、居ました。無事な様です。1メートルほどの大きさでしょうか、結構活発に動いています。水族館以外で、初めて見ました。よくわかんない写真ですんません。

  船はユルリ島とモユルリ島の間の海域に。この海峡部分の断崖がエトピリカの営巣地になっていて、沖合に出てくる個体を狙います。海鳥を刺激しない様に、海峡は通過せず、島から一定の距離を保ちます。「あそこに2羽居ました」、え、どこ?遠いよ。望遠レンズで覗いても、なんだかわかりません。

 波打ち際に群れるアザラシを眺めたりしながら、周囲をゆっくりと航行。「あそこに1羽」、やっと肉眼でも認識できる距離に現れてくれました。スコットランド、カナダ、アメリカ、アイスランド、アラスカと辿ってきた世界パフィン(ツノメドリ)・エトピリカの旅、ここに完結。

 なんか食べてます。

 アラスカだと結構な数が居るエトピリカだが、ここは繁殖数10数羽なのでまあ見られればラッキーてところ。それでも今時分だと落石ネイチャークルーズに参加すれば100パーセント近い確率で見られるみたいなので、たいした物です。今日は他にもう1羽、間近ではなかったのが残念ですが、まあ満足です。

 モユルリ島と一緒に。

 この海域にはウニ漁の天敵、ラッコもぷかぷか。自然保護と漁業資源の兼ね合いは永遠の問題です。船はモユルリ島をまわり、港へと戻ります。帰り道にまたマンボウを轢いちゃいました。3億分の1で大人になったのに、2回も轢いちゃうなんて。ごめんなさい。生きろ!マンボウ

 無事クルーズを終え、根室市内に向けて出発。その前に日本最東端の地、納沙布岬(のさっぷみさき)へ。正確に言えば、現在日本の施政下にあり、一般人が特別な許可がなく行ける最東端の地です。つまり、離島(南鳥島)と北方領土を除く最東端の地です。岬近くには数軒の土産物屋と、名物昆布ラーメンを売る店がある。岬には灯台と、北方領土監視小屋野鳥観察舎がある。海面に浮かぶブイは、ロシアとの漁業境界線。達者な人なら、泳いでも渡れそうな距離。

 根室市内に戻ります。根室半島を反時計回りに走ると右手に国後島(くなしりとう)。日も傾き、足早に観光します。北海道酒蔵シリーズ、日本最東端の酒蔵「碓氷勝三郎商店(うすいかつさぶろうしょうてん)」。明治期に創業し、戦前は根室から北方領土全域にかけて手広く商売をしていたが、今はこぢんまりと酒造業のみを営む。公開はされていない様なので、外観のみ。

 「端谷菓子店」。知る人ぞ知る、根室銘菓、「オランダせんべい」です。北海道には変な銘菓がたくさんあり・・・、沖縄まんじゅう(北海道じゃないんかい)とか、トンネル餅(イメージできん)とか、月寒あんぱん(パンじゃないやん)とか、ウロコダンゴ(食欲わかん名前)とか・・・、そんなゆるキャラ系、銘菓の一つです。

 これが一度食べ始めたらもう止められない、中毒になる事請け合いの食感です。実は札幌市内にも製造工場があり、探せば置いてあるところもありますが、やはり本店の食感を確認したい、って事でやってきました。

 もう夕方ですが、職人さんが手を休める事無くばりばり製造中。どれにしようかな・・・って選ぶほどでもないが。あ、できたてほやほやの「耳」がカウンターに置かれました。これはゲット、1つ手に取ります。オランダせんべいは、煎餅と言うよりもベルギーワッフルに近い感じで、型に入れて焼く為、どうしてもはみ出た部分が出来てしまう。この部分の微妙な食感、少し焦げた香りと味が絶妙。手に取った直後、入ってきた男の子が「耳、10袋ください」。うわあ、危ないところでした。

 ホテルにチェックイン後、夕食は「回転寿司 根室花まる」へ。札幌にも支店があり、回転寿司ランキングでは常にベスト3に入る人気店です。せっかく根室まで来ましたので、その本店(本社所在地)へ。石造りの蔵の様な外観に、照明も控えめで目立ちません。それでも客は多く、30分待ち。まあ 花まる でそれくらいなら許容範囲です(実際にはもう少し早く案内された)。

 元々 “根室”花まる なので、根室産のネタが多い店ですが、ここはさらに倍って感じです(まあ寿司ネタは季節物なので、いま札幌店に行けば同じかも)。今が旬の花咲蟹も、ふんどし、外子と部位別に握られます。お酒は碓氷勝三郎商店「北の勝」をいただきます。癖がなく、さらさらとした感じ。地産地消、旅の醍醐味ですね。

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