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伊達市、サイクリング

 やっと、桜の季節となりました。天気も良いので、思い切ってサイクリングです。折しも今日は「母の日」。北海道で「母の日」と言えばここでしょ、室蘭市(むろらんし)へ。札幌からは約2時間、高速を降り、白鳥大橋を渡る頃には工場萌えな風景を目にする事が出来る。さすが室蘭、年季の入った巨大煙突が並んでいます。橋を渡ると、道の駅「みたら室蘭」、そしてその先のマリーナに、今日の第一目的地、喫茶店「ブロートン99」がある。怪しい店構えの扉を入り「あのぅ、駅弁、ありますか?」。「はい、今作ってますので、少々お待ち下さい」。ヤッター、お目当ての駅弁、キープです。

 実はこの店、北海道でも最も手に入りにくい駅弁の一つ、「母恋めし(ぼこいめし)」の製造元で、生産量も販売所も限られているし、ましてや今日は“母の日つながり”でさらなる入手困難が予想され・・・、って事で製造元に来てしまいました。遠目には怪しく見えた店頭に並ぶのは、主に貝殻を使った工芸品の数々。実はこの店のオーナー夫婦の作品だ。元々は工芸作家だったご夫婦が片手間に始めた弁当作りが、今やどっちが本業かわからないほどの売れ行きとなったらしい。

 弁当を入手したので、後は余裕の観光です。食後のデザート用に・・・最近このパターン多いなあ・・・室蘭銘菓、草太郎の「草太郎(くさたろう)」を買い、母恋駅(ぼこいえき)へ。室蘭駅の隣でありながら、半無人の小さな駅だ。しかし、名前の妙と駅弁との相乗効果から訪れる人は多く、今日もカメラを抱えた鉄道オタクが多数出入りしている。ホームの桜が満開。

 地球岬へ。室蘭の町の南端に、太平洋へと落ち込む見事な岬があります。展望台からは視野いっぱいに広がる水平線を眺める事が出来、「ほら、水平線がまあるく見えて、地球を眺めてるみたいでしょ。だから地球岬・・・」と知ったかぶっていたら、眼下に見える灯台の入口に「チキウ岬灯台」の看板が。「チキウ?地球じゃないの?」。説明を読むと、アイヌ語の「ポロ・チケップ」(親である断崖)から、チケウエ、チキウと転訛した後に「地球岬」と当て字されたらしい。意味は違えど見事な当て字に感動。でもこの電話ボックス見たら、みんな勘違いするよなあ。

 そろそろお昼ご飯。伊達市(だてし)に向かいます。絶好のお花見ランチ会場を下調べしております。今日は天気が良く、雪をかぶった羊蹄山(ようていざん)と、昭和新山のツーショットが素晴らしい。伊達市内を抜け、館山公園(たてやまこうえん)へ。小さな駐車場はいっぱいだったので、その他の路上駐車に倣い、尾根道沿いに駐車します。2ヘクタールの綺麗に整備された公園は、弁当を広げた家族連れで賑わっている。芝生の丘を取り囲む様に植えられた桜は今が盛りです。1本の木の下にブルーシートを広げ、弁当をいただきます。

 「母恋めし」の中身は、ホッキ貝の炊き込みご飯おにぎり2個、燻製卵、燻製チーズ、漬物、ハッカ飴。いずれもビニールで個別包装されていて、手を汚さずに、かつ、箸を使わずに食べる事が出来る。おにぎりの一つはホッキ貝の殻に入れられていて、見た目は楽しいが、触ると手にざらつきが残る。おにぎりは、ほのかな甘み。おかずの味付けは控えめで、単体でも(おにぎりと交互に食べなくても)美味しくいただけました。燻製の香りも良いです。

 「草太郎」は、よもぎまんじゅうです。よもぎ餅ではありません。温泉饅頭の、よもぎバージョンです。開発に26年かかったという、渾身の作です。封を切ると、よもぎの香りが広がり、また目にも鮮やかな緑色をしています。食べると普通に美味いです。そう普通に。何処に26年かかったのか謎ですが、妻いわく「着色料を使わないでこの見事な色を出すのがたいへんなんじゃないの?」との推理です。

 さて、サイクリングです。館山公園のすぐ近くにある、伊達サイクリングロード「市道胆振長輪線伊達風のメモリー)」が、今日の本当の目的地です。駐車場はありませんが、沿道に「伊達温泉」があり、無断で利用させていただきました(ごめんなさい)。折りたたみ自転車を組み立て、いざ、出発。伊達温泉から南側は、桜並木となっている。歩行者も多く、サイクリングロードと名前が付いているが、どちらかと言うと遊歩道だ。まあ、ゆっくりと行きましょう。

 このサイクリングロードは廃止された国鉄胆振線(いぶりせん)の跡地を再利用した物で、コース全体にわたって傾斜が緩く走りやすい。程なくして南側の終点に到着。小さな公園に、「旧国鉄胆振線の沿革」が記されている。折り返して北へ。桜並木の向こうに昭和新山、有珠山が見える。旧胆振線は、昭和新山の噴火で多大な影響を受け、その事が廃止に至る遠因にもなっている。伊達温泉を過ぎると桜並木が途絶え、歩行者がほとんど居なくなり、サイクリングロードっぽくなってきた。沿道には畑が広がる。

 途中、室蘭本線から分かれて最初の駅であった、上長和駅(かみながわえき)跡地にトイレと休憩所がある。駅前の民家の庭が美しい。少し傾斜がきつくなり、程なくしてサイクリングロードは終了。全長5キロちょっと、鈍った身体には丁度良い運動でした。昭和新山までは後3キロなので、もう少しちゃんとした自転車ならついでに行けそうです。

 さて、汗をかいたら温泉です。伊達温泉・・・御免なさい、今日は混んでそうなのでパスします。今は無き胆振線を辿り、伊達市大滝区、かつての大滝村(おおたきむら)にある北湯沢温泉(きたゆざわおんせん)へ。ここには北海道を代表する旅行会社、野口観光グループが経営する巨大旅館が並んでいる。「湯元 ホロホロ山荘」へ。

 入浴料を払い、坂を下り、大浴場へ向かいます。浴場の案内図を見ると、本当に大浴場です。これだけの規模で本当に掛け流しなのか?、すごい湧出量だ。この時間はかなり空いているが、今日の夜は修学旅行の団体が入るので混雑が予想される旨、表示がしてあった。洗い場が2箇所あり、入ってすぐのところだと少し肌寒い。露天風呂は2つある。岩を伝って流れ出しているお湯に触れてみようと湯船の中を進むと、熱い。お湯をかき混ぜながらようやく辿り着き、触れてみると、やけどしそうなほど熱い。頑張って舐めてみると、無味無臭。色も無色で、温泉としての特色(有難味)はあまり感じられない。

 しかしこれほど大規模だと温泉テーマパークの様で飽きが来ない。まずは露天で寝湯。石造りで色々な状況を楽しめる様に組まれているので、場所によっては寝っ転がる事も可能。それから立ち湯。子供なら溺れます。誰も居ないのを良い事に、歩行エクササイズに励みます。他にも定番のジャグジーや打たせ湯ももちろん有り。楽しめました。ちなみに宿泊者は送迎バスで近隣の野口観光グループの温泉を湯巡りする事が出来ます。

 お湯は満足ですが、食事をする場所がありません。点々と存在する温泉ホテルばかりで町らしい場所が無く、結局札幌近郊まで戻ってからの夕食となりました。北湯沢温泉を日帰りで利用するなら、あまり遅くならない時間の方が良さそうです。



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