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月形町、懐かしの味

 北海道に来る前、北海道ラーメンと言えば、「むつみ屋」だった。自宅近くの最寄り駅に有ったので、月イチくらいで通っていた。首都圏でこれだけ展開しているのだから、北海道に行けばさぞやたくさん・・・1軒も無い。すすきのラーメン横丁にも、札幌駅のらーめん共和国にも・・・。あの北海道ラーメンは何処に行ったのか?、え、樺戸郡(かばとぐん)月形町(つきがたちょう)だって?、よし、行ってみるか。

 そんなわけで、俺「今日の昼はラーメン食いにいくぞ」、と奥様を連れ出す。妻「何処行くの?なんて名前の店?」問いを軽く無視しながら車で走る事、1時間、看板が見えてきた。

 妻「・・・むつみ屋かよっ!!

 どんな珍しいラーメン屋かという期待を裏切り、懐かしささえ漂う店名にがっくりと肩を落とす。まあいいじゃないの、2年振りくらい?、せっかくなので本店で食べてみましょうよ。メニューには懐かしの濃厚味噌ラーメンに2色のギョウザ。いやあ、本当に懐かしい。“原点回帰”創業当時の味を再現した「北の味噌らーめん」と、レンコン入りのギョウザを注文。

 建物はログハウスに煉瓦を組み合わせた、山小屋風?のおしゃれな作り。月形町は、あまり便利なところではないが、多くの客が来ている。しばし待つと、らーめん、来ました。むつみ屋のスープは、北海道らしく結構こってりとしているが、それでいて飽きのこないバランスの取れた感じが良い。たっぷりのもやしで、食べ応えもじゅうぶん。レンコン入りギョウザは、まあこれがギョウザなのかどうかはともかく、しゃきしゃきとした食感が良く、美味い。さすが「むつみ屋」、期待を裏切らない味でした。

 月形町観光です。「月形樺戸博物館」へ。日本で3番目、北海道で最初の集治監(しゅじかん)である「樺戸集治監(かばとしゅうじかん)」を紹介する博物館です。集治監は、今で言うところの刑務所。NHK大河ドラマ「獅子の時代」で菅原文太が投獄され、脱獄したところだそうです(見てません)。

 北海道開拓と言えば、屯田兵の苦労が語られますが、実はそれ以前に、本当に最初の開拓を行ったのは、集治監に入れられた囚人達でした。原生林の開拓や道路の整備を行いましたが、人権を無視した強制労働によるもので、“タコ部屋労働”という言葉もここから生まれたそうです。樺戸博物館では、当時から残る建物を中心に、集治監の歴史、暮らしぶりの再現、囚人達による北海道開拓の紹介がされています。言い方は失礼ですが、なかなか面白い博物館でした。

 今日の温泉は、「月形温泉ゆりかご」です。先ほどの「むつみ屋」のすぐ向かいです。なかなか立派な建物で、中も広々。面白いのは、日替わりで男湯と女湯を入れ替える事。小さな旅館ではよくありますが、公営の入浴専門施設では珍しい。さらに面白い事に、洗い場の一角に“毛染コーナー”が作られている。よく「毛染め禁止」と書かれたポスターを目にする事があるが、ここでは堂々と毛染めが出来る。

 薄黄色をした食塩泉。けっこう広めの大浴場(場所によって温度差を付けてある)と、こぢんまりとした円形露天風呂(けっこう深い)。循環濾過だと聞いていたが、露天風呂などは岩の間から溢れるまま流されていたので、掛け流しに近い方式かも知れない。突出した特徴はないが、なかなか良い温泉でした。手すり等のバリアフリー設備も整備されているので、年配のかたも安心です。

 晩飯は、お隣の浦臼町(うらうすちょう)の「會賓楼しいたけ飯店」へ。

 妻「嫌がらせかよっ!!」

 実は、干し椎茸の味が嫌いなのです。なのに、“しいたけ”飯店なんて。でもここ、昼食と夕食の時間に合わせて札幌方面からJR札沼線(さっしょうせん)のダイヤが組まれていると噂される程の、中華の名店だそうです。夕飯にはちょっと早いかな、の、6時過ぎに到着。かなり怪しい外観ですが、せっかく来たので意を決して入ります。他に客は居ません。

 名前のとおり、椎茸メニューが豊富ですが、他も普通にあります。魚のあんかけ、あいがもチャーハン、椎茸のうま煮?を注文。浦臼ワインの飲み比べセット(6種類)を注文したかったが車なので断念。かなり広い店内、でもなんか寂れている。一時期は賑わっていたが、今はそうでもない感じ。料理が来るまでの間、店内を散策。土産物コーナーには、坂本龍馬関連の品も。龍馬亡き後、坂本家がこの地に移住したそうだ。

 料理が来ました。椎茸は真っ黒なソースがかかっていて、こってりしている感じがしたが、食べてみると意外とさっぱり。椎茸のうまみが生かされてます。チャーハンは、あいがも肉のうまみが生かされていて、味付けも良い。魚のあんかけは、まあ普通かな。全体的に薄味な感じ。食べ飽きない感じだけど、正直プロの味と言う感じはしない。美味いけど、わざわざ札幌から食べに来るかと言えば微妙です。食事を終えるまでに来た他の客は1組だけ。道の駅に有った支店も閉めたそうで、近いうちにここもたたまれそうな感じ。なんだか寂しくなりました。


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 「月形メロン羊羹」と、先日買った奈井江の「ないえ銘菓バター羊羹」。バター羊羹が秀逸でした。羊羹なのに、バターの香りがするのが不思議。食べるとモンブランケーキの様な感じ。北海道らしい、一品(逸品)です。








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