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平取の残念な旅、沙流郡あたり。

 先日の苫小牧(とまこまい)遠征の帰り道、北広(きたひろ)・・・北広島市の事を札幌市民は略してこう言うらしい・・・を通りがかった時、道路沿いの看板を見て、妻「エーデルワイスファームって何よ?」俺「知らねぇのかよ。ハムとかベーコンが美味いんだぜ(・・・たぶん)」。なんか雑誌で読んだような・・・。そんなわけで、行ってみました。

 札幌からだと、高速に乗り輪厚(わっつ)パーキングエリアのETC専用出口から出て、登り(札幌方面)のETC専用入口に向かえば直営店に到着です。登りのパーキングからなら歩いても来られそう。店に入ると、喫茶スペースの様な一角に案内されます。初めてのお客様には試食のサービス。店の奥からジュージューと焼いている音がしてきます。ハム、ベーコン、ソーセージの他に、ムースとチーズケーキのデザート付き。

 ハムは少ししょっぱい(塩辛い)感じを受ける。まあこれが本来の塩味なのだろう。保存料、防腐剤が添加された減塩製品に慣れた生活をしていると正しい味を忘れてしまう。薫りは素晴らしい。ベーコンを食べてみて驚いた。脂身が美味いのだ。あの口の中でねっとりする感じを嫌う人も多いと思うが、このベーコンの脂身は、上手くうまみに転化されている感じ。なんか試食だけで、ご飯一杯くらい食べられそうな満足感でした。おまけにデザート付きだし。買えばそれなりの値段なので日常消費するには贅沢ですが、値段以上の、価値ある一品です。しかしこんな便利な場所なら、千歳方面の仕事帰りに買ってこいって、言われそうだな。


 口の中に燻製の薫りを残しつつ、輪厚から高速に戻ります。今日の目的地は、沙流郡(さるぐん)平取町(びらとりちょう)。日高自動車道を終点まで走り・・・あれ、ナビに無い道だぞ・・・あ、3日前に延長(開通)したんだっけ、遠回りになってしまいました。北海道の道も日々進化です。

 サラブレッドを育てる牧場が広がるのんびりした風景を抜け、お目当ての店「じゃんけんぽん」に到着です。ここで、平取名産、びらとり和牛をいただけます。口コミでも評判の、和牛100%ハンバーグを注文。平取名産と言えばもう一つ、「ニシパの恋人」ブランドのトマト。こちらは新ご当地メニューである“ニシパの恋人ランチ”でいただきます(奥様)。平取産の素材を使う事がルールで、ここでは“ニシパの赤いトマトカレー”がいただけます。

 ログハウス風の落ち着いた店内で待つ事しばし。ハンバーグがやってきました。ん、ちょっと焦げてないかい?、まあ肉質によってお薦めな調理方法があるだろうから、これくらいでいいのかなあ。じゃあ、実食・・・やっぱり焦げてないかい?、粗挽き肉とは違う堅さと苦さが感じられる。真ん中付近を確かめても、ジューシーさもうまみも感じられず。うーーん、これが天下のびらとり和牛?。赤いトマトカレーも頂いてみる・・・なんかただのすっぱいカレー。これは店の選択を間違えたようです。ネットの口コミで評判が良かったので来てみたのですが・・・。


 平取町と言えば、アイヌの聖地。今でもアイヌの血を引く人々が多数住んでいるらしい。アイヌ初の国会議員であった萱野茂(かやのしげる)氏もここの出身で、彼を中心とした、二風谷ダム(1997年完成)にまつわる激闘の歴史は、すいません、勉強不足でよく知りません。綺麗に整備された二風谷湖(ダム湖)の湖畔に、アイヌの集落を再現した建物群と、二風谷アイヌ文化博物館がある。

 博物館に入ると、事務所に居た人が慌ててやってきて「あ、今、電気点けますから、どうぞ」。どうやら我々が今日最初の(そして最後の)入館者みたいです。空間を広く使った立派な建物内に、アイヌの人々が使っていたであろう品々が並べられている。独特の文様を見ていると、北米大陸先住民、ハイダ族の装飾を思い出す。きっと古代には北方民族同士で繋がりがあったのだろう。生木をくり抜いて作った巨大カヌーが素晴らしいが、使い込まれた感じが無いので近代になって作られた物と思われる。同様に、展示物には少なからず複製品、もしくは近代作家の作品が含まれる。

 ちょっと残念なのは、歴史的な時系列に沿った解説が乏しい事。明らかに江戸時代以降の松前藩との交流によって生まれた物、もたらされた物が展示品に含まれている。このあたり、白老(しらおい)のアイヌ民族博物館の方が展示方法に工夫がされていたように思える。

 博物館の裏手には、沙流川(さるがわ)歴史館がある。これまた立派な施設であるが、やはり利用者は居ない。休日だというのに、1日の入場者数、2名ですか。2階の展望ギャラリーからは、雪にけむる二風谷湖の眺めが美しい。なんだか、ぼーーっとしちゃいました。


 ちょっと残念な感じの平取町を後にし、温泉紀行です。日高町(ひだかちょう)の「門別温泉とねっこの湯」へ。ここは町村合併前は門別町(もんべつちょう)だったところで、また、“とねっこ”とは馬の子供の事らしい。競走馬の育成が盛んで、競馬場もあります。

 まだ新しい感じの立派な施設。浴槽がたくさん分かれていて、内風呂の一部と露天風呂が源泉を利用。加温の為の循環と、掛け流しの併用らしいが、コーヒー色のお湯は温泉らしさを強く感じさせる。また、成分を調べたら“「モール温泉」に似てる!!”らしく、自称、“結構イイ感じの温泉”だそうだ。他にも色々工夫がされていて、今日のお薦めは緑茶風呂。バスクリンの様な見事な色をしております。

 なんか利用者全員が顔見知りの様で、AさんとBさんの会話にCさんが加わり、Aさんが居なくなったところでDさんが加わり・・・、って感じで、「おう、お前んとこ、どうよ」「はい、3頭生まれました」みたいな会話が続いている。なんだかアットホームな感じの、居心地の良い温泉でした。


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