OYOYO Web Site

十勝川温泉

 札幌から十勝へ。未開通区間も含めると北海道内最長の国道274号線に沿って東に進みます。もっとも利用できる所は高速道路(道東自動車道(十勝スカイロード))を使いながらです。道東道は、日高山脈を挟み東西から建設中で、札幌側からは夕張ICまでが開通している。夕張までは2時間弱、今日は全国的に荒れ模様の予報で、遠目に見ても暗雲立ちこめる日高山脈にビビリながら一般道に降りることになる。高速道路上はアスファルトが見えていたが、一般道は完全に雪に覆われ、いわゆる圧雪アイスバーン状態。

 東側からの道東道開通区間、占冠(しむかっぷ)ICまでは50キロ、何もない急峻な山道を進む。雪に煙る山の姿は美しいが、ほとんどの場所が1車線なのでちんたら走っているとごつい四駆にあおられてしまう。Pがあったので車をよけたら吹き溜まりに乗り上げて進めなくなってしまった。

 なんとか237号線(旭川を起点とする南北道路)との分岐に到着。もう少しで高速入り口だぜ、っと思っていたら「道東道、視界不良で通行止め」の電光掲示板が。とほほ、こうなると魔の日勝峠を越えて十勝に入るしかありません。“世界的にもトップクラスの厳しい峠”(wikipedia)です。

 途中、道の駅で腹ごしらえ。道内に100以上有る道の駅ですが、まあこんなこと(高速道路通行止め)が無い限り、二度と来ることはないだろう、樹海ロード日高です。併設されているそば屋にあまり期待せずに入ったら、期待通り?の無愛想な店員。名物らしい、ヤマベ天ぷらそばを注文。蕎麦をゆがくお兄さんも、天ぷらを揚げるおじさんも、皆無口。完全に失敗したと思っていたら、これが意外にも(ご免なさい)大正解。湯がくタイミングと揚げるタイミングを絶妙なアイコンタクトであわせ、最高の状態で供される。高速道路が全線開通すると通る人も少なくなるでしょうが、ミシュラン2つ星(極めて美味であり遠回りをしてでも訪れる価値がある料理)です。

 写真はエビ天うどん。蕎麦は手打ちで特徴のある麺ですが、うどんは普通ですのでやはり蕎麦をお薦めします。ヤマベを1匹奪い取り乗せてみました。ちなみにヤマベとは、ヤマメの事。この地方(日高)の名物で、売店では甘露煮等が売られています。

 日勝峠は案の定、横殴りの雪。北海道に来て初めて知った本当の「粉〜〜〜〜〜雪」(byレミオロメン)は溶けることなくフロントガラスを滑るのでワイパーは全く必要ないが、対向車が通ると巻き上がり視界を遮る。のんびり走れば問題ないが、下りはより慎重に。軽くブレーキを踏むだけでずるずる滑ります。知らず知らず腕に力が入り、肩がこってしまいました。

 なんとか無事に十勝平野に入る。今日の宿は、十勝川温泉・湯本「富士ホテル」。広大で肥沃な十勝平野に湧き出るのはモール泉。泥炭(でいたん)層をくぐり抜けてきた源泉には植物由来の有機物が多量に含まれている。以前は十勝を含め世界で2ヶ所しか無いと言われていた程の珍しい温泉です。中でも富士ホテルは独自の井戸を持ち、源泉掛け流しを売りとしています。予約したのは洋室ツイン。温泉宿と言うよりビジネスホテルっぽい感じです。1人部屋も多く、ビジネスマンが出張に使うには良いかも知れません。

 早速お風呂へ。それほど大規模なホテルではないので湯船の大きさもそこそこ。茶色の湯は少しぬるめ。コケのような、藻のような物がたくさん流れていて、汚い水槽に入っている気がしないでもない。またそのにおいと色から木酢液につかっているような感じも。しかし肌に優しい感じで、硫黄成分が苦手な人にも良いかも。

 宿代をケチって素泊まりプランにしたので晩飯がありません。近くに食べに出ようにも、外は氷点下。しかしナイスなルームサービスがありました。十勝・帯広名物の、豚丼と牛とろ丼です。豚丼は、以前住んでいた川崎の田舎にも看板を掲げた店があるくらい全国区のメニューですが、牛とろ丼は初めてです。冷凍した牛の挽肉を温かいご飯の上にのせ、わさび醤油をかけていただきます。もちろんわさびは、山わさび。脂っこくて途中で飽きるかと思ったら、意外とさっぱりいただけました。こちらの方を全国区にしたら如何でしょう。

 十勝地方の予想最低気温は、マイナス10度。窓の外を見ると、粉雪が凍り付いた地面の上をわさわさと流れている。ちょっと、不思議な光景。天候回復を祈りつつ、就寝。





コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

 

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>

表示中の話題

分類

温泉紀行

北海道)
パンケの湯(上砂川)
ぬかびら温泉(上士幌)
ユンニの湯(由仁)
温泉旅館松原(千歳)
いわない温泉(岩内)
祝梅温泉(千歳)
たっぷの湯(新篠津)
鯉川温泉旅館(蘭越)
みうらや温泉旅館(岩内)
竹山高原温泉(北広島)
湯ーとぴあ神恵内(神恵内)
ナウマン温泉(幕別)
旭岳温泉・湧駒荘(東川)
丸美ヶ丘温泉ホテル(音更)
北湯沢温泉(伊達)
岩見沢ゆらら(岩見沢)
川島旅館(豊富)
しょさんべつ温泉(初山別)
北村温泉(岩見沢)
月形温泉ゆりかご(月形)
門別温泉とねっこの湯(日高)
鶴の湯温泉(安平)
北竜温泉(北竜)
ホテル北乃湯(奈井江)
月美の宿紅葉音(蘭越)
つくだ荘(斜里)
赤井川カルデラ温泉(赤井川)
カルルス・ホテル岩井(登別)
定山渓・湯の花(札幌)
ながぬま温泉(長沼)
苗穂駅前温泉 蔵の湯(札幌)
えべおつ温泉(滝川)
ルスツ温泉(留寿都)
レ・コードの湯(新冠)
洞爺湖・ホテル和風(虻田)
湯の川・ホテル雨宮館(函館)
しこつ湖鶴雅リゾートスパ(千歳)
番屋の湯(石狩)
つきさむ温泉(札幌)
妹背牛温泉ペペル(妹背牛)
紋別プリンスホテル(紋別)
丸駒温泉旅館(千歳)
森林公園温泉きよら(札幌)
あいの里温泉なごみ(札幌)
鶴亀温泉(余市)
ふくろふ乃湯(当別)
虎杖浜温泉 アヨロ(白老)
豊平峡温泉(札幌)
楓楓(北広島)
十勝川温泉 富士ホテル(十勝)
なんぽろ温泉(南幌)

他)
玉川温泉(秋田)
周防大島(山口)
七沢温泉(神奈川)
大洗・潮騒の湯1(茨城)
大洗・潮騒の湯2(茨城)
天空の湯(山梨)
かみのやま温泉(山形)
道後温泉(愛媛)
ハワイアンズ1(福島)
ハワイアンズ2(福島)
ハワイアンズ3(福島)
湯田中(長野)

倉庫

コメント

リンク

このブログの検索

遠くへ行きたい

Test Space

candybox counter