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十和田湖(十和田市)、玉川温泉

 八戸(はちのへ)と言えば朝市、朝市と言えば“かって丼”。ホテルの朝食はスルーしてタクシーで向かいます。「7時頃には行かないと、売り切れちゃうよ」と昨日小耳に挟んだので早めに出たが、「朝市お願いします」と告げたタクシーは、だだっ広い無人の岸壁へ。「あれぇ、あ、そうか、駅前の方か・・・」、どうやら間違えた様です。一口に朝市と言っても何カ所か有り、毎日行われているのは“陸奥湊駅前朝市(むつみなとえきまえあさいち)”。ちゃんと行き先は告げましょう。

 車が入るのも大変そうな・・・市場関係の車と路上駐車のタクシーで大混雑・・・細い道の向かいに小さな店が入り乱れる市営市場がある。7時過ぎに着いたらすでに大混雑、急いでおかずを物色します。“勝手丼(かって丼)”とは、まあ正式名称ではないのでしょうが、市場で買った総菜をイートインコーナーみたいなところに持っていき、白飯と汁物(せんべい汁)をそこで購入して食べるシステムを指す。海産物だけではなく、普通の総菜や焼き魚も売っているので、生ものが苦手な人も大丈夫です。

 刺身の盛り合わせパックと幾つかの総菜を買い、席に着きます。ご飯待ちの列が出来ているので、時間帯や団体客の動向によっては席が無くなるかも。そして既に店じまいを始めている様子も見られるので、やはり早い時間がお薦めです。特別新鮮とか、名物が食べられるわけではありませんが、市場の雰囲気の中で好きな物が食べられるのは面白い。飛び交う会話がBGMとなり、日常の中に溶け込める感じがまた良い。まあ、タクシー代を考えれば、高価な朝食ですが。

 さて、八戸を後にし、東北随一の景勝地、十和田湖(とわだこ)へ向かいます。そのまえに、ちょっと十和田市(とわだし)に寄り道・・・まあ十和田湖も十和田市の一部ですが・・・千歳市(ちとせし)と支笏湖(しこつこ)の関係ですね、って北海道民にしかわからない例え・・・、今日は十和田市観光です。実は十和田市の官庁街通りも有名な桜の名所です。十和田市現代美術館の近くに車を駐め、付近を散策。満開と言ってもいいくらい、桜が咲き誇っています。いやあ、丁度良い時に来られました。

 十和田市はアートに力を入れているみたいで、官庁街通りを中心に沢山の屋外展示がある。おかげで桜と現代アートの素晴らしいコラボレーションを見る事が出来る。左の写真は、「フラワー・ホース」。韓国人の作家による巨大な馬がパブリックスペースに置かれていて、お金を払わなくてもこんな感じでプロの写真家気分が味わえる。まあでもせっかくなので、少しはお金も払いましょう。十和田市現代美術館へ。

 現代美術を行政が扱うのは難しい。評価が定まらない物に税金を注ぎ込むので理解を得にくい。展示スペースが固定される場合は“つぶし”も利かない。小さな地方都市には英断だっただろうが、まずまず成功しているらしい。入るとすぐに身長4メートルの巨大なおばさん、「スタンディング・ウーマン」が出迎えてくれる。シワまでリアルな立ち姿。「なんでもでっかくすりゃいいってもんじゃないだろ!!」って突っ込みも現代美術の楽しみ。一番感銘を受けたのが、「メモリー・イン・ザ・ミラー」。鏡の中で展開する映像世界に引き込まれる。

 さて、十和田湖に向かいます。朝から降ったり止んだりの雨が、ひどくなってきました。途中、奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)を通ります。所々雪が残り、新緑の季節には少し早い状況。それでも十和田湖の湖畔まで15キロに渡って続く遊歩道には、多くの人が雨にも負けず歩いています。晴れていて、新緑の季節であればさぞ美しい事だろうと、想像しながら車で通りすぎます。

 十和田湖に到着。本当ならランチクルーズのはずでしたが、先ほど中止の連絡が入りました。寒いし、雨も降っているし、まあ仕方ありません。代わりの食事は、JRハウス十和田へ。JRバス十和田湖駅は戦前から続く駅で、北東北を旅するバックパッカーなら一度は立ち寄る場所です。自分も昔は時刻表を眺めて旅行の計画を妄想したものです。そのJR“自動車駅”の建物が拡張され、1階が土産物屋、2階がレストランになっている。暴風雨と言ってもいいくらいの雨を避けて、多くの旅行者で席が埋まっている。

 十和田と言えば、B級グルメの「十和田バラ焼き」。牛のバラ肉とタマネギを甘辛いタレで炒めた料理です。まあ、普通に定食屋で出される牛焼き肉定食と言えます。甘めの焼き肉のタレで炒めた感じ。松屋の新メニューでも良いかも。食が進みますが、あまり観光地気分は出ません。あと、十和田湖の名物と言えば、ヒメマス。こちらは塩焼き。もともと十和田湖には魚が生息しておらず、100年前に北海道から移入されたらしい。ルーツは北海道ですか・・・。こちらも観光地気分が出ません。

 外は相変わらず雨、雨、雨。ランチクルーズに乗るはずだった十和田湖マリンブルーへ向かいます。恨み節の一言でも・・・ではなくて、食後のデザートです。ちょっと評判のアップルパイです。湖畔にある小さな喫茶店って感じで、桟橋には乗るはずだった船が係留されている。窓際の席から、晴れていれば美しいであろう、十和田湖を想像しながらいただきます。青森県産のリンゴをざっくりと入れて、パイで薄く包んである。結構リンゴがしっかりしているパイです。さすが、リンゴ王国の青森ですね・・・
って、実はここ、住所は秋田県。十和田湖の4割は秋田県です。

 そんなわけで、ここからは秋田県の旅。宿がなかなか見つからず、少しずつ検索地域を南下させていたら、結局、鹿角市(かずのし)八幡平(はちまんたい)となりました。八幡平山麓荘さん。十和田湖から50キロ南下です。楽天トラベルでネット予約したら1時間後にご挨拶の電話が来た、ご丁寧な宿です。のどかな山間の道を走っていたら、看板が見つかります。見逃す事はないでしょう。少し早いですが、快く迎えていただきました。電話どおりのご丁寧な女将さんです。

 早いので、夕食の時間を確認してから温泉へ出掛けます。さらに南下し、仙北市(せんぼくし)へ。山には入ると、そこはまだまだ雪国。季節が2ヶ月くらい戻った感じ。雪の壁の間を進むと、「あれは霧?いや湯煙だ」、玉川温泉(たまがわおんせん)に到着です。温泉旅館の他に、オンドル小屋と呼ばれる岩盤浴施設が点在しています。駐車場は、5時30分まで。あれれ、あと1時間ちょいだ、急いで温泉に向かいます。日帰り入浴が何時までなのか確認していませんが、事実上、5時半って事ですね。

 玉川温泉は、日本一の温泉。何がって、まず、単一の湧出口からの湧出量が日本一多いらしい。まあ、それはいいとして、問題は、酸性度が日本一高い事。レモンよりもpHが低い。つまり、100%レモンジュースに浸るよりも強い酸を浴びる事になる。そんなお湯に入っていいのか。

 時間もあれなので、早速入りましょう。温泉の建物は全て木材で作られており、なかなか風情があります。もっともコンクリートや金属で作ったら強酸性の湯気であっと言う間にぼろぼろになるでしょう。浴槽は幾つかに分かれているが、やはりここは「源泉100%」へ、いきなり挑戦です。

 無色透明、湯の花と言われる不純物も見た目はほとんど無い。肩までずっぽし浸かります。以前、死海並に塩分濃度の高い(人工)温泉に入った時は、ひげそり跡などがひりひりと痛くて大変でしたが、まったくそんな事はありません。はあ、いい湯だなあ〜。と思っていたら、ピリ・・・、ピリピリ・・・、ピリピリピリ・・・、なんか異変が起きています。体の何処というわけではなく、電気を流されているような、変な感覚です。

 次に「50%」の湯に入ります。こちらは体に異変を感じる事もなく、ゆったりと入れる。古い湯治場の雰囲気に癒されます。あちらこちら、見物していると、飲泉コーナーを発見。え、飲んでいいの?。「pH1.05と極めて酸性が強く、遊離塩酸を多く含有」するお湯ですよ。じゃあ飲んでみましょう。「歯の保護の為、必ず薄めて飲め」「必ずうがいを」という注意書きがあります。そんな事を書かれたら、そのまま飲んでみたくなります。まあ一口で歯が無くなる事はないでしょう。飲んでみました。はい、確かに酸っぱい感じです。しかしそれ以上にえぐいと言うか、なんと言うか、一言で言えば、まずい。これを飲んで、どういった効果があるのだろうか。

 (駐車場の)時間制限があるので引き揚げます。周囲を散策し、ついでにオンドル(岩盤浴)体験もしてみたかったが、残念。ちなみにここは屋内待避レベルの放射線が出ているそうで、“通”はガイガーカウンターを持って放射能の高いところを探しながら岩盤浴をするそうだ。あと、世界でここと、台湾の北投温泉でしか産出しない、北投石が有名。微量のラジウムを含む石で、健康に良いとも言われ、盗掘が絶えないらしい。ちなみに両方(北投温泉、玉川温泉)に行った俺って、凄い?


周防大島

 山口県周防大島(すおうおおしま)に来ております。瀬戸内海、山口県の東の端に位置する島で、本土とは全長約1キロの大島大橋(おおしまおおはし)で結ばれている。その橋のたもとにあるのが「ホテル大観荘(ほてるだいかんそう)」。

 露天風呂からは、潮流が渦巻く交通の要衝を行き交う船を眺める事が出来る。海が見渡せる露天風呂は多々あるが、船を眺める風呂は珍しい。瀬戸内海ならではの風景だ。ただ、一応温泉らしいが、“温泉感”は低いので、そちらは期待しない方が良い。内風呂は、「えん歌風呂」と称し、常に音楽がかかっている。恐らくこの島出身の作詞家、星野哲郎(ほしのてつろう)の物でしょうが、よくわかりません。

 「周防大島町立陸奥記念館(むつきねんかん)」へ。戦艦陸奥は、第二次世界大戦末期にこの島の沖で謎の爆発をおこし、戦わずして沈没してしまった。1970年代に引き上げ作業が行われ、それらの品々が戦争関連の資料と共に、展示されている。

 “陸奥”と言っても、戦後世代には全く馴染みが無いはずですが、知ってます。先日たまたまテレビで映画「太平洋戦争 謎の戦艦陸奥」を見たのですが、天知茂主演の昔のお馬鹿映画で、“陸奥”を沈める為に暗躍するスパイとすったもんだがありドタバタが繰り広げられる。おかげで戦艦陸奥には間抜け戦艦のイメージがあったが、現実に1,000人以上が亡くなっている事を思えば不謹慎な考えです。御免なさい。

 さて、色々展示されていますが、興味を引いたのは、戦艦陸奥の変遷。竣工時、3万2千トンだった排水量は、装備の重厚化で最終的には3万9千トンまで増やされています。土手っ腹に鉄板を貼り付け全幅を広げ排水量を増やすなんて、結構やっつけ的な感じ。当初は無かった対航空戦の為の機銃が搭載されたのは、既に大艦巨砲時代が去った事を認識していたあらわれ。

 陸奥記念館の隣にあるのが「なぎさ水族館」。自分で“日本一小さな”と言っちゃってるくらい、工事現場の仮設小屋の様な水族館です。目玉は、ニホンアワサンゴ。周防大島近海に群生地があるらしい。瀬戸内海に珊瑚が生息しているなんて、知りませんでした。一見すると、イソギンチャクの様に見えますが、ゆらゆらとかわいい。

 隣の建屋には触れ合い施設、タッチングプールがあります。ヒトデや貝に触れられるのは良くありますが、なんと、手で触るだけでなく、裸足になりプールに入れます。しかも魚が泳いでいる。これって、掴み取りしてもいいの?

 帰り道、みかんの販売小屋に立ち寄る。瀬戸内海の島の例に漏れず、ここもみかんの産地。斜面のあちらこちらに“売るほど”実っていて地面に落ちまくっているので、試食に置いてあるみかんも食べ放題。下の方は腐り始めている。生のみかんは持って帰れないので、かわいいジュース「ゆめほっぺドリンク」を購入。「はーのんだ?(もう飲んだ?)」





トワイライトエクスプレス(2日目)

 朝食は、食堂車(レストランカー「ダイナープレヤデス」)へ。食堂車は、新幹線で何度か利用した事がありますが、それ以来ですので約20年ぶりの“食堂車体験”です。今、食堂車があるのは北海道発着の夜行寝台だけ。トワイライトエクスプレスのアトラクションの一つとして、参加しましょう。朝食は予約制で、和朝食と洋朝食があり、それぞれ1,575円。少し高いですが、温かい物が食べられるのは何よりです。車窓には田園風景が広がる。晴れていれば、立山連峰が臨めるはずですが、今日は雨模様。

 日本海をのんびりと南下する列車からは、色々な風景を見る事が出来るが、車掌さん?による観光案内が結構頻繁に入る。福井県に入り、敦賀駅(つるがえき)で機関車付け替えの為16分停車。「列車を降りて、記念撮影をどうぞ」と放送が入る。付け替えと言っても同じタイプの電気機関車の入れ替え。これは札幌発のトワイライトエクスプレスだけの作業で、大阪発では行われない。JR西日本の車両基地があり、大阪−青森を3日かけて1往復した機関車が休息を迎える。

 機関車付け替え作業はさておき、ここ敦賀駅には100年を超える歴史を持つ駅弁屋があります。これは“買い”でしゅう。そそくさと売店に直行し、明治36年から敦賀駅で販売を続けている塩荘さんの「笹すし」「元祖鯛鮨 鯛の舞」を購入。あと、なんじゃこりゃ?だるま屋さん謹製「敦賀名物 かたパン」と、え、そうだったの?福井県の和菓子「羽二重餅」をおやつに購入。

 さて、敦賀を出ると、上り線のみで堪能できるアトラクション、鳩原ループ線(はつはらるーぷせん)が始まります。並行して走っていた下り線から徐々に離れたかと思うと、右に急カーブ。トンネルに突入し、そのまま時計回りに360度まわります。2つ目のトンネルを出ると、藪の間から眼下に今走ってきた線路を見る事が出来ます。この後しばらく“右側通行”で進み、次のトンネルを出たところで下り線を越え“左側通行”に戻ります。

 近江盆地に入り、琵琶湖の西側、湖西線を走ります。途中信号停止。どうやら強風で徐行運転となり、ここまで順調に運行してきたが大阪到着は30分程度遅れるらしい。弁当は新幹線に乗り換えてからと思っていたが、先にいただく事にしましょう。7号車にミニサロンがあり、琵琶湖方向を見ながらくつろげる。

 「鯛の舞」は、鯛の押し寿司。酢飯の上に、美しい輝きを放つ鯛が敷き詰められている。箱から出すと、杉の木箱が現れるが、井桁に組んであるのでひとまわり小さくなります。酢飯の甘みと木の香りが絶妙に合わさり心地よい味。「笹すし」は、鯛と鱒の2種類が、笹に包まれ全部で6つに小分けされている。こちらの鯛は、また違った味わい。酢飯の中に昆布が仕込まれていて、上に乗った木の芽がアクセントになっている。

 終点は大阪駅ですが、新大阪駅で下車し、トワイライトエクスプレスを見送ります。札幌から22時間40分(今日は少し遅れて23時間)、日本で一番長い、列車の旅でした。


トワイライトエクスプレス

 トワイライトエクスプレス大阪札幌を結ぶ、日本一の長距離旅客列車です。鉄道ファンあこがれ、5万円のスイートルームを持つ寝台特急列車。久しぶりの帰郷(広島)で利用しようと試みましたが、1万7千円(2名だと2万7千円)のロイヤルルームも“満席”で、B個室ツインルームを予約です。左から2つ目の窓に居るのが奥様。上段がベッド、下段がソファベッドで枕木と平行の向きで寝ます。

 JR北海道JR東日本JR西日本をまたいでの運行ですが、北海道内は電化されていない区間が在る為、ディーゼル機関車による牽引。しかも機関車2両による“重連運転”が見られるのはカシオペア等の寝台特急だけ。なかなかダイナミックです。機関車を入れて全部で12両編成だが、機関車x2、食堂車、サロンカー、電源車と、サービス車両が5両を占める。7両の客車で、定員146人、売り上げ約400万円。これで儲かるのだろうか。

 2時過ぎ、定刻どおり、札幌を出発です。雪に埋もれた、見慣れた風景の中を走る。部屋に閉じこもるには早いので、検札終了後はサロンカーでくつろぎましょう。スイート、ロイヤル、そしてサロンカーにはテレビがあり、複数のチャンネルでビデオが放映されている。ただし、ひたすらリピート放映で何時に始まるのかもわからないし、車内アナウンスが始まると音声が途切れたまま映像が進む。画像の縦横比も合っていない。とても映画を観る環境ではない。

 幸い、多少途切れても影響が少ないドキュメンタリー映画「がんばっぺ フラガール!〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜」が放映されていたので、それを見ながらくつろぎます。雪景色にフラガールってのもどうなんでしょう。外は雲が立ちこめ、トワイライトエクスプレスの名前に反し夕暮れを感じることなく暗くなっていく。もっとも晴れていても、北海道の太平洋側を走る列車からは、日本海側に沈む夕陽を見る事は出来ない。

 5時過ぎ、食堂車のスタッフが弁当を3つ抱えて通り過ぎる。あ、それ、多分うちのです。案の定、2つ抱えて戻ってきたスタッフに「6号車2号室のお客様ですか?」と声をかけられる。返事をすると、「こちらでお召し上がりになりますか?」・・・え、ここで食べてもよろしくて?、じゃあこちらでいただきます。テーブルが広く使えるのでラッキーです。6,000円の「日本海会席御膳」。超高級弁当ですが、一生に一度の事なので、楽しみましょう。海の幸、山の幸がバランス良く配置され、どれも良い味付け。美味しくいただきました。ちなみに食堂車でディナーを食べると12,000円、弁当の2倍です。

 部屋に戻り、ベッドメーキング。木目調の造りだが、なにぶん国鉄時代の設計の為、古くささを感じる。昇降に気を遣う階段に「合宿かよっ」という感じのペラペラな布団。ベッドに変わるソファも段差を残したままの“変身”です。2年前に利用した「サンライズ瀬戸」の方が遙かに洗練されています。そろそろリニューアル時期ではないでしょうか。

 7時前、北海道内で最後の停車駅、五稜郭駅に入ります。ここで、ここまで頑張ってきたディーゼル機関車に替わり、青函トンネル用の機関車になります。ただし、機関車付け替えを行うだけで、乗客は外に出る事は出来ません。列車は向きを変え(スイッチバック)、津軽海峡越える潜ります。50キロを40分。途中通過する2つの海底駅は、明かりが点いているのですぐにわかる。札幌発のトワイライトエクスプレスは見所が少ないが、トンネル通過時刻は札幌発の方が生活時間に合っているので、高倉健気分(海峡 [DVD])を味わいたい人には札幌発がお薦めです。

 青森駅でもう一度機関車を付け替え、日本海を目指します。午前0時を過ぎ、多分この暗闇の先が日本海なんだろうなあ、と、感慨にふけりながら就寝。


最北への旅、塩狩峠

 朝ご飯、ベビーホタテの味噌汁が美味い。「民宿旅館サロベツサロベツ会館)」は意外と歴史のある旅館で、昭和25年(1950年)に幌延駅(ほろのべえき)の構内食堂として開業したそうだ。

 さて、今日はひたすら帰宅ですが、寄り道しながらの道程となります。幌延深地層研究センターゆめ地創館」へ。昨日某所で見つけたパンフレットに、「エレベーターで、地下500メートルの展示室へ」みたいな事が書いてあったので、「すげーー、ヤッター」と勇んでやってきました。9時のオープンと同時に入館し、そそくさとエレベーターへ乗り込みます。その名も、バーチカルトランスポーター500(VT-500)です。地下までは、約2分、ん、全く揺れないなあ、壁に付けられた「窓」からは上へと流れるCGの風景が・・・。単に地下1階の展示室に行くだけのエレベーターでした。がっかりだよ。

 さて、深地層研究センターで何をやっているのかと言うと、「高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発として地層科学研究や地層処分研究開発」。日本原子力研究開発機構が運営する研究施設だ。福島第一原子力発電所の事故後はなりを潜めているが、それ以前にタレントを使って地層処分地募集のCMをやっていたのは「原子力発電環境整備機構(NUMO)」。NUMOは処分地を決めて運用する組織、こちれは安全に処分する為の検証をする組織。

 ちょっとおちゃらけたPR館の隣に、「地層処分実規模試験施設」なるお堅い施設がある。真面目そうな職員が、マンツーマンで解説してくれます。“実規模”と言うだけあって、ガラス固化した放射性廃棄物を入れるキャニスター(牧場で見るミルク缶みたいな感じ)、オーバーパック(1,000年保つ金属の棺桶)、緩衝材(棺桶を守る粘土のブロック)の、実物が展示されている。これらを実際に掘った穴に埋める為の巨大な実証実験装置も有る。

 非常に丁寧な説明で、こちらのド素人な質問にも真摯に答えて下さる。「本当に大丈夫なの?」との問いには、「・・・最終的な判断は皆様方にお願いする事になるので、疑問点等があればどんどんご意見をいただきたい」との事。「大丈夫です」と言わないところが、逆に好印象でした。処分方法について幾つか誤解していた部分もあり、話を聞いて良かったです。

 宣言します。うちのマンションの地下に埋めると言うなら反対はしません。風評被害による資産価値の低下は発生するでしょうから、それなりに補償はしてもらうでしょうけど。1万年後の事はわかりませんが、少なくとも1,000年先、自分が生きている間に放射能漏れが発生する事は有り得ないと思います・・・。洗脳されちゃいましたかねぇ。

 さて、出発します。天塩川をさかのぼり、中川郡(なかがわぐん)音威子府村(おといねっぷむら)へ。音威子府駅の、駅蕎麦を食べに行きます。まだ12時前なのに、駅前の駐車場は車で溢れている。なにがそんなに人気なのかというと、“日本一黒い蕎麦”。蕎麦の実を殻付きのまま挽いているそうです。駅の待合室にある蕎麦屋は観光客が列を成し、中ではおじいちゃんが1人で手際よく対応しています。天ぷら蕎麦を注文。天かすの塊の様な見事な天ぷらが蕎麦の風味を邪魔している。初めての場合は、かけ蕎麦を注文した方が良さそうです。麺は確かに黒い。いや麺だけではなく汁も黒い。

 食べてみると、意外なコシがあり、ちょっともっさりした感じ。汁は甘め。恐らくもっと寒い時期であれば、心地良く身体に染み込むだろう。降りしきる雪の中、連絡の汽車を待ちながら蕎麦をすする自分を想像して、少し幸せな気分になる。そういう旅情も含めて、完成される蕎麦なのだろう。なかなかイベントとして楽しい蕎麦屋でした。

 旭川に向けて、南下します。食後のデザートは名寄市(なよろし)の道の駅「もち米の里なよろ」で、ソフト大福をいただきます。多くの客で混雑していて、飛ぶ様に売れています。なんと18種類もあるので、どれを食べるか、選ぶのがたいへんです。アスパラ、青えんどう、しそ、の3種類をいただきます。中のあんだけでなく、皮の部分にも食材が練り込まれているので、見た目も鮮やか。って事は機械で作るにしても18種類のあんと皮を管理しなければならないので、細かな管理が必要な事業ですね。どれも売り切れることなく次々と補充されています。アスパラが意外と爽やかでした。キムチなんてのもあるので、勇気あるかたは試してみて下さい。

 もう一山越えれば旭川、上川郡(かみかわぐん)和寒町(わっさむちょう)ってところで、「塩狩峠記念館」の看板が。え、ひょっとして、あの三浦綾子の?、ちょっと寄ってみました。駐車場に車を停め、坂を登ると、ホーロー看板が並ぶ変な建物が。実はここ、三浦綾子さんの旧宅を移築したもので、文筆活動に入る前は自宅で商店を営んでいたそうだ。「来週頃には、桜が見頃なんですけどねえ、すいませんねえ」と、笑顔で迎えていただく。

 三浦綾子さん、代表作「氷点」「塩狩峠」の粗筋くらいは知っていたけど読んだ事はありません。経歴を読んで衝撃を受けました。小学校の教員として戦争教育を推し進めていたが終戦により価値観の崩壊。結核による入院と、二重婚を行うなどの退廃的な生活。クリスチャンの幼なじみによる影響。生涯の伴侶となる三浦光世との出会い、結婚。「氷点」の大ヒット。癌やパーキンソン病の発病・・・。神は乗り越えられる試練しか与えない、三浦綾子さんは見事に乗り越え、多くの作品を残し、信仰の素晴らしさを伝えました。すいません、今度真面目に作品を読んでみます。

 記念館のすぐ下は、まさに作品の舞台となった宗谷本線、そして塩狩駅。春の到来、桜の開花を待つ、小さな無人駅です。心が洗われたところで、そろそろ真面目に帰りましょう。高速に乗り、一気に札幌を目指します。でも晩ご飯を兼ね、途中下車し、温泉へ。はい、俗世に、漬りきっております。文学作品など、一生書けません。

 岩見沢市、「天然温泉岩見沢ゆらら」。料金にタオル、バスタオル、館内着のレンタルが含まれる、1日滞在型、大型施設です。駐車場の様子から結構混んでるかと思いきや、客が施設各所に分散している様で、温泉内は割と余裕がありました。強塩泉の、黄色いお湯。塩素消毒はされているが、掛け流し。露天風呂にテレビがあり、旅情感は下がるが、ファイターズの中継がある時は喜ばれるだろう。お食事処は広々していて、メニューも豊富。食べているうちに、また汗をかいてきたので、再度湯船に浸かりました。旭川方面の帰りに、なかなかお薦めです。

 2泊3日、日本最北端の旅。終了。



最北への旅、宗谷岬

 朝風呂。利尻富士は見えず。代わりに凄い物を見ました。天を駆ける白い竜。もの凄い数の白鳥が一列になり北を目指して飛んでいきます。ゆっくりと蛇行する姿は全体が一つの生物の様で、まさに竜です。遠ざかっていく姿に見とれていたら、いきなり頭上にけたたましい鳴き声が。20羽ほどの、V字飛行の編隊がジェット機の様に通過していく。昨日天文台で聞いた話だと、夜間飛行する渡り鳥たちは、ハクチョウ座を目指して飛んでいくそうです。出来すぎた話ですが、ロマンチックですね。

 宗谷岬を目指して、北上です。道路脇、ちょっとした湿地に水芭蕉の花が点々と咲いている。東京近郊だと、わざわざ尾瀬に出向いて拝む物ですが、北海道では雑草感覚の様です。天塩郡(てしおぐん)遠別町(えんべつちょう)で、ちょっと寄り道。北海道に数ある日本最北の一つ、日本最北の田んぼを探します。あらかじめ調べておいた緯度経度をナビにセットしそれらしい場所に来るが、よくわからず。農家のおじさんに尋ねると「ああ、それなら向こうの白い家、門間さんとこ。今年は雪が多くてねえ、田植えも遅れるかあ思っとたけど、ここんとこ、急に雪が溶けて、例年どおり、27・8には出来そうな感じ。うちの田んぼも門間さんにやってもろうとって・・・」。話が止まりません。

 案内されたとおりに進むと、有りました、「日本最北の米どころ」です。暖かい地方なら、ゴールデンウィークは田植え休暇になるところですが、こちらはやっと雪が溶けたばかり。田んぼと言っても、稲の片鱗も有りません。写真で手にしているのは、「ハヤシ屋野村菓子舗」で買った「たわら最中(モナカ)」。遠別で採れた、そう、日本最北の米から作った餅が中に入っているモナカです。

 稚内まではなるべく日本海側を走行。天塩郡(てしおぐん)幌延町(ほろのべちょう)で、北緯45度線(俗に言う「北極点と赤道の中間地点」)を通過です。途中の見所としては、28基の巨大風車が一直線に並ぶオトンルイ風力発電所。何もないサロベツ原野が続くだけの風景に、白く輝く現代の風車がアクセントを与えます。単調になりがちな運転の気分転換になるので、これってけっこう、交通安全にも寄与してるかも。海上には雪を被った利尻富士が浮かんでいます。富士と言うには、少し荒くれている山容ですが。

 お昼前、稚内駅に到着。言わずと知れた、日本最北の駅です。実は今日、稚内駅ビルに、日本最北の道の駅「わっかない」がオープンしました。鉄道駅に、道の駅?、選定基準がよくわかりません。まあ、ともかく行ってみましょう。道の駅のおかげで駐車場は無料です。

 ガラスを多用した近代的な建物。映画館と観光案内所も併設。ホームに入ってくる汽車と、「最北端の線路」の看板も窓越しに見えますが、丁度看板の真ん中に柱が来る配慮の足りない設計。賑わっている(ように見える)道の駅は、学校の教室程度の広さ。稚内の特産品が並んでいるかと期待していたが、札幌でも買える大量生産のスナック菓子や土産物ばかり。これではただの大きなキヨスクだな。なんだかがっかりです。

 食事すをる所も無いので(いや有ったけど無かった事にしました)道の駅をあとにし、近くのレストランで食事を済ませ、いよいよ日本最北端、宗谷岬です。左手に海を見ながら海岸沿いに北上していると、視界右手の端に何か併走している物体を感じる。ん、と思い右を見ると、巨大なジェット機が。あっという間に追い越され、飛び去って行きました。稚内空港って、こんな際(きわ)に有るんですね。

 さらに走る事30分、到着です。岬と言うと、鋭角に尖った断崖をイメージするが、道路がカーブした横に駐車場が有り、そこが岬と言う事になっている。なんだか感動が薄い。しかも、明らかに埋め立てられた様な海岸線で、恐らく駐車場を作った事で、(普通の日本人が行く事の出来る)日本最北端の地は北に延長されたと推測される。ちなみに(北方領土を除く)本当の最北端は、沖合の岩礁(弁天島)だそうです。

 「日本最北端の地」の碑で写真を撮っていると、団体客の添乗員に・・・「1、2分待って下さい」・・・どかされてしまった。お前らの集合写真より先に撮らないと、このあたりが大混雑になるだろうが、お前が待てよ。

 寒いので、退散です。日本海オロロンラインは制覇出来たので、内陸部を通り南下します。ゆっくりとした起伏の牧草地が広がります。天塩郡(てしおぐん)豊富町(とよとみちょう)。セイコーマートの牛乳でお馴染みの町です。豊富町が運営する大規模草地牧場(おおきぼそうちぼくじょう)のレストハウスでは、100円で牛乳が飲み放題!!イエーイ・・・の、はずが、閉鎖されています。今時分、牛も居ないみたいで、ただただ、緑の丘が広がるばかり。静かだなあ。

 仕方がないので、豊富温泉へ。日本最北の温泉郷・・・今は稚内にも温泉が有るので日本最北の“温泉”では無いが、“温泉郷”と言う言葉が相応しいのはこちらでしょう・・・として有名で、古い旅館が幾つかと、町営の日帰り入浴設備がある。さらに豊富温泉を有名にしているのがその泉質。なんと、石油臭い、温泉なのです。

 幾つかある旅館の中で、「川島旅館」へ。昭和2年開業の老舗です。本当はここに宿泊したかったのですが、予約が取れませんでした。建物はかなりくたびれた感を漂わせていますが、がんばって手入れをして品良く保たれている感じは受けます。いざ、温泉へ。

 はいはい、これが石油臭ですか。なるほど。なんて言うか、刷り立ての新聞紙と言いましょうか、マジックインキと言いましょうか、確かに臭いです。水面に薄く広がる油が不思議な光沢を放っています。元々はタイル張りか何かだと思われる浴槽が、温泉成分が凝固した物に覆われ、湯船の端に座ると背中に当たり座りにくい。なかなかマニア心をくすぐる、素晴らしい温泉でした。

 ちなみに「そんな臭い風呂に入れるかい!!」と入浴を断固拒否した妻は車で待っています。ご機嫌取りに、川島旅館名物、「川島旅館の湯あがり温泉プリン」(さっぱりとノーマル、各1個)を購入。晩飯後にいただきましたが、ミルクとろとろでした。確かに湯上がりに丁度良いかも。プリンと言えるかどうかは審議が必要ですが。

 今日の宿は、幌延町の、「民宿旅館サロベツサロベツ会館)」。工事関係者とか、出張者とかを主な顧客とする駅前旅館です。ゴールデンウィークで他のホテルが満室にもかかわらず、ここは4組だけの宿泊の様です。幌延駅の目の前に立地していて、案内された2階の部屋からはホームに停車する特急列車を手に取る様に眺める事が出来る。

 食事は昨日と比べても遜色のない品揃えで、何より一品一品の味付けが良く、美味しくいただきました。男性用の風呂は・・・石油臭いまま寝るのも・・・2メートル四方くらいの湯船に小さな機械式循環。混雑すると厳しいかも。女性用の風呂は入りたい時に自分でお湯を溜める方式。仕事での利用と割り切ればまったく問題有りませんが、旅行となると、価値観により判断が分かれる感じの宿です。個人的には駅の眺めが気に入りましたし、費用対効果で言っても申し分のない宿でした。

最北への旅、オロロンライン

 ゴールデンウィーク、北か、南か・・・、北を目指す事にしました。

 せっかくなので、1月の増毛町(ましけちょう)観光に続き、日本海オロロンライン制覇を目指しましょう。7時過ぎに出発して、高速代をケチって下道でちんたら走る事4時間、やっと留萌市(るもいし)に到着です。ここでます、「菓子工房ルモンド」の酒饅頭を購入。ここの酒饅頭は、増毛「國稀酒造」の酒粕が使われている。なんか、オロロンラインのバトンを引き継いだ感じです。ついでに「一休庵菓子店」に立ち寄り、留萌銘菓「にしんパイ」なる物を購入。なんと、身欠き鰊をイメージした木箱に入れられて売られている。ちなみに原材料を見ても鰊の文字は有りません。

 丁度お昼時、留萌郡(るもいぐん)小平町(おびらちょう)の道の駅「おびら鰊番屋」に到着。道の駅にしては立派な食堂があり、海の幸、山の幸が取り揃えられている。鰊ルイベ定食、タコささめ、漬け平目丼を注文。ルイベとは、魚を凍らせて食べる北海道(アイヌ)郷土料理だが、鮭を用いた物が一般的で、鰊は初めてだ。数の子と、鰊の三平汁(さんぺいじる)を加えた鰊フルコース定食となっている。ちなみに三平汁も北海道郷土料理で、魚の切り身やあら、白子を用いた塩仕立ての味噌無し味噌汁です。ルイベは、凍らせる事によって水分が適度に抜け、独特の食感(しゃりしゃり感)と風味を楽しむ事が出来る。臭みもなく、美味しくいただけました。タコささめは、タコのえらの煮付け。タラコの煮付けと食感も味も似ていたので「卵じゃないの」と妻が言うのを信じていましたが、今調べてびっくりしました。タコのえらって、何処よ。

 道の駅の隣には、日本最北の国指定重要文化財「旧花田家番屋」がある。番屋とは、鰊漁の為の漁師達が寝泊まりした所で、現存する物の中では最大規模らしい。玄関を入って左側が親方の住居、右側がやん衆と呼ばれる漁師達の寝床。このやん衆側が巨大な部屋になっていて、200人程の寝床と、食堂と、3つの囲炉裏端を含む空間が見事。往時の賑わいを感じさせます。

 さて、オロロンラインを北上です。苫前郡(とままえぐん)苫前町(とままえちょう)。この町のカントリーサイン(市町村の境界に立てられている道路標識)は、可愛らしいクマの親子が向き合う姿だが、実は悲惨な事件を下敷きとしている。1915年(大正4年)におきた、三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)。ヒグマに襲われ開拓民7名が死亡し、3名が重傷を負った。吉村昭の小説「羆嵐」の元となり、映画化もされた。その事件現場が、再現、公開されている。

 風力発電の風車群が見えてくるあたりで内陸へ方向転換。さらに案内に従い道道1049号、通称「ベア−ロード」へ入る。普通の民家のガレージとかに可愛いクマの絵が描かれ、「ようこそ羆嵐へ 現地まであと○km」とのんきな看板が続く。事件を風化させないのは大切な事だが、なんか方向が違う様な・・・。

 舗装道路が突然途切れ、少し進むと道が終わり(正確には除雪されていない林道が続く)、現場に到着。再現された民家はブルーシートで覆われていて、まだ今年の“営業”が始まっていない様子だ。民家の横には、その民家の屋根ほどもある再現ヒグマが立っているはずだが、そちらもブルーシートで隠されている。木で骨格を作り、わらで覆っただけの粗末な家の背後には原始の森が広がっていて、冷たい風が吹き下ろしてくる。100年前の事なのに、目の前に凶暴なヒグマが現れてもおかしくない空気感を覚えた。可愛いクマの絵で誘い込んでおいて、いきなり現実を突きつける。この落差も計算された物であるならば、ベアーロードの演出もなかなか奥深い物なのかも知れない。

 次にやってきた若いカップルと入れ替わりに・・・来る人居るんですね・・・元来た道を戻ります。オロロンラインに戻り、苫前町の道の駅「風Wとままえ(ふわっととままえ)」で休憩。宿泊施設と天然温泉が併設されている。素晴らしいのは日本海を眺めながらの足湯。無料でタオルも用意されています。長距離ドライブの疲れは、ここで癒しましょう。でも屋根が無いので、雨の時は不可。強食塩泉らしく、汚れた海のようなお湯。

 今日の宿は、苫前郡(とままえぐん)初山別村(しょさんべつむら)の「しょさんべつ温泉・岬の湯」。道の駅「ロマン街道しょさんべつ」に併設された宿泊施設だ。さらにここには日本最北の天文台、しょさんべつ天文台がある。今日(水曜日)は確か17時で閉館(通常は21時まで)なので、見学だけのつもりで立ち寄ると、ゴールデンウィークだからか、21時までやってるとの事。ラッキーです。それでは夜に天体観測に来ましょう。天文台は高台にあり、近くの公園からは、稚内へと続く見事な海岸線が一望できる。しばし、散歩。

 宿にチェックイン。残念ながら陸側の部屋だったので、海に沈む夕日が見られません。まあ数日前の予約で空いていただけでもラッキーなので贅沢は申しません。しかも宿泊者には、天文台の入館券が貰えます。ラッキーx3です。早めに夕食をいただきます。併設されているレストランでいただくので、宿泊プランに食事を付けなくても、トンカツとか、普通に注文できる。「当店のお薦め!初山別産天然真ふぐ唐揚げ」を追加。ぷりぷりとして、美味でした。

 7時になり、天文台へ向かいます。宿泊施設からは徒歩で行けるので、一杯ひっかけてからの天体観測もOKです。展示物は、まあそれほど天文オタクではないので有難味がよくわかりません。早々に、望遠鏡のある部屋に向かいます。口径65cmの反射式天体望遠鏡と、学芸員?さんが笑顔で迎えて下さいます。ドームの回転は電動だが、望遠鏡自体は手動で動かす。肉眼では明るい星にしか見えない金星が、望遠鏡を通すと実際は三日月であることがわかる。次から次へと鏡を向けてくれるが、それほど知識は無いので「へえー、なるほど、わあー」とありきたりな会話しかできません。持ってる知識を総動員して出た質問が「静かの海は何処ですか?」。それなら肉眼でも見えるでしょ、って感じだけど、望遠鏡を通して超拡大で見せていただきました。

 9時の終了間際には雲も出てきたのでお開き。最大でも3組程度の客しか来なかったので、ほぼ貸し切りで楽しめました。ちなみにカメラを持参すれば望遠鏡を通した映像を撮影させて貰えます。ペンタックスの一眼レフを持っていたのですが、マウントキットを借りる事が出来ました。

 宿に戻り、温泉へ。広めの内湯と、絶景の露天風呂。循環、塩素消毒なのでそれほど期待していなかったが、ほぼ透明なお湯はとろみがあり、心地良い。塩素臭も気にならない。なかなかの、好印象です。しかし、23時から翌朝までは入れないのは残念。あと、妻に言わせると「石油の臭いがする」らしく、かなり不評でした。そう言えばなにか塩素とは違う臭いが漂っていた感じもするが、それほど気にならなかった(鈍感ですいません)。

 明日の天気は少し下り坂。宗谷岬まで、もってくれるでしょうか。



知床、ウトロ温泉「くまの湯」

 せっかくの温泉なので、朝風呂へ。しれとこ村つくだ荘の風呂は「くまの湯」という名前が付いていて、源泉掛け流し、“純生”の湯が楽しめます。露天風呂は無く、内風呂が1つあるだけ。内風呂の間に仕切りがあり、源泉が流れ込んでいる側は超熱く、逆側は熱い。長居をするとのぼせそうですが、他に誰も居ないので、全身浴、半身浴、仁王立ちを繰り返し、温泉満喫です。“赤い”浮遊物が多く、全体的に茶褐色で、ちょっと鉄臭く、ちょっと塩味。熱いのが苦手な人は、貸し切り家族風呂(こちらも源泉、2つ有ります)が無料で使えるのでそちらがお薦め。水道水で、自分で湯温を調整できる。

 朝食は、まあ普通の(期待どおりの)内容ですが、「温泉湯豆腐」が美味かった。温泉水を使った湯豆腐で、絶妙な甘みがあり、これは1丁くらい食べられそうです。いやこれはお薦め。部屋も良く(バス・トイレ付き禁煙の部屋)、温泉も良く、食事も良く、対応も良く、そしてリーズナブル。眺望は全く望めないとか、露天風呂が無いとか、そこそこ古いとか(廊下に貼ってある昔のポスターが楽しめました)、仕事関係の宿泊客が多くリゾート感が低いとか、カードが使えないとか(現金決済)、色々有りますが、満足できました。有り難う。

 帰宅の途につきます。ウトロの町よ、さようなら。出来れば夏にまた来たい(期待)。いるかホテルのテラスでは、NHKのハイビジョンカメラがオホーツクの海を狙っています。そう、一昨日の宿泊はキャンセルしたNHK部隊が、昨日から泊まって今日の本番に備えているはずです。お昼の生放送番組で、タレントさんが流氷ウォークを紹介する予定。天気が良くてよかったね。

 エネオスの網走番外地店で給油をし、女満別空港で昼飯。「レストラン ピリカ」と「SUSHI CAFE RETAR(レタラ)」の2店舗があり、どちらのメニューも北海道感を上手く醸し出している。ピリカでエスカロップを食べるのも良し、レタラで奮発して鮭児(けいじ)をいただいても良し、悩むところですが、レタラでカレーを食べました。シーフード感たっぷりで、美味かったです。高速を降りて網走へ向かう間に良い休憩所が無いのですが、空港に寄るのも良いかも。

 後はひたすら、高速を走り、札幌に戻ります。ふと、思い立って知床に。良い旅となりました。


知床、スノーシュー

 純和食の朝食をいただきます。結構外人客も多いみたいですが、どうしているのか。ロンプラ(ロンリープラネット)にでも載っているのかと聞いてみたら、なんと、ミシュラングリーンガイドに載っているそうです。ミシュランと言えば、グルメ本、いわゆる赤本が有名ですが、ヨーロッパでは旅のお供(ガイドブック)としてグリーンガイド、緑本が定番。日本でも、高尾山が三つ星になったと話題になった事がありました。ちなみに赤本と一緒で、宿も覆面調査員が実際に泊まって評価するそうです。スバラシイ。オーナー、昨日のガイドのお兄さん達に見送られ、出発です。

 流氷ウォークは済ませてしまったので予定は無いのだが、スノーシューの準備をして来ました。知床自然センターへ。ここの周囲が冬場はスノーシュー、歩くスキーコースとして利用できる。特にフレペの滝までのコースは約1キロのほぼ平坦なコースで、運動不足な体には程良い距離。ちなみに自然センターでは無料でスノーシューを貸してくれるみたいなので、冬の知床観光のついでに気軽に立ち寄ってみて下さい。

 ここ数日ほとんど雪は降っていないので、コースは踏み固められ、スノーシューじゃなくても大丈夫なくらいしっかりしている。それでも雪を踏みしめる感触と音が心地よい。木立の間を歩いている間は穏やかな感じであったが、平原っぽい、開けた場所に出ると冷たい強風が。顔とか、露出している部分が凍りそうです。さて、流氷の海が見えてきました。

 フレペの滝。崖の途中から湧き出した水が滝となって海に落ちる姿が乙女の涙と・・・少し滴ってますが凍り付いていて、涙と言うよりもちびまる子ちゃんがショックを受けた時のスダレです。手袋を外して写真を撮っていると、小指が凍りそうに冷たくなりました。冬の絶景は記録するのも大変です。

 ウトロの町でラーメンを食べて、さてなにしましょ。本来なら今日、流氷ウォークをする予定だったので、暇です。って事で、網走に行って流氷観光船に乗りましょう。地図で見ると、海岸沿いにまっすぐ走ればすぐに着きそうですが、1時間半ほどかかります。網走が近付くにつれ、オホーツク海の流氷が見事に消え去っていきます。流氷観光船のチケット売り場に行くと、「今日は流氷見られませんが、よろしいですか?」。青い海が広がる、絶好の遊覧船日よりです。勿論、断ります。だって流氷を見に来たのだから。

 中国人団体客と思われる人々が、楽しそうに乗り込んでいきます。わざわざ日本に来ていただいて、流氷が見られないなんて申し訳ないが、自然現象なので仕方ありません。“不作”の年は、10日程度しか見られない事もあるそうです。吹き溜まりになり一度着岸すれば留まる可能性が高い知床沿岸と違って、網走、紋別あたりはその日の風任せ。

 帰り道。釧網本線(せんもうほんせん)の北浜駅(きたはまえき)に寄り道。「オホーツク海にいちばん近い駅」として、鉄道ファンには有名な駅。ここも流氷が見られれば“秘境駅感”が増して写真撮り所なのですが、今日はただの寂しい無人駅。丁度網走方面に向かう汽車が通りがかり、写真を撮っていた鉄ちゃん、鉄子が慌てて乗り込んでいきます。

 夕暮れのオホーツク海。

 今日の宿は「しれとこ村つくだ荘」。いい感じにひなびた旅館です。“マルスコイ”とか、“北こぶし”とか、気合いの入った宣伝をしているホテルが沢山あり、中には札幌から無料送迎をしてくれる所もありますが、じゃらんのクチコミに丁寧に返答している対応に好感が持てたので、ここにしました。

 客層は、個人客少々、ビジネス客少々、観光バスの運転手&バスガイド多数。観光客は“マルスコイ”でカニ食べ放題、運転手は、「つくだ荘」で質素に夕食という図式。宿泊プランによって夕食の内容が違うみたいで、隣のテーブルではなぜか殻付きホタテが山盛り。うちはカニ付きプラン、毛ガニが1匹付きます。カニ捌き棒(正式名称は何?)でひたすらほじり出しますが、なかなか食べ終わりません。もういいです。これからはカニカマでお願いします。

 夜、宿のマイクロバスで「オーロラファンタジー」を見に出掛けます。レーザー光線による光と音のショーで、「昭和33年に知床夜空に現れた本物のオーロラの感動を何とか再現したい」という思いから始まったそうです。入場料500円ですが、つくだ荘で入場券を貰えます。屋外で立ち見なのでそれなりの防寒は必須です。

 実行委員会がんばってんな、的な挨拶に続き、いよいよショーの開始。向かいの山の中腹からと、背面の海上(どうやって?)からレーザー光線が放たれ、会場周辺のスモークに反射して像を結ぶ。空中に浮かぶレーザー光線の波が、なかなかどうしてオーロラをうまく表現している。NHKのハイビジョン映像を見ているよりも、本物を見ている感じに近い。うん、素晴らしいです。楽しい夜となりました。


知床、流氷ウォーク

 そうだ、知床へ行こう。

 昨日の金曜日、ふいに思い立ってしまった。北海道に行ったらやってみたい、見てみたい幾つかの事の一つに、流氷がある。なにぶん自然現象なので、一度接岸しても毎日そこにあるわけではない。実はなかなか奥深い。

 まずは仕事の予定、月曜日は休みが取れそうだ。天候確認、今週末は全道的にまずまず。流氷確認、こちらもまずまず。最後に流氷ウォークツアーと宿の予約。よし、準備完了。

 札幌から知床半島のオホーツク海側、斜里郡(しゃりぐん)斜里町(しゃりちょう)までは走行距離で約400キロ。東京からだと名古屋あたりか。なかなかの長旅です。休憩を挟みながら・・・北見のスキー場、ノーザンアークリゾートで食べたパンは絶品でした・・・ジムニー君で走り続ける事8時間、やっと流氷が見えました。所々に海面を見せながらも水平線まで続く白い平原は圧巻です。

 知床観光、入門編。オシンコシンの滝。国道沿いに見える位置にあり、徒歩数分で到着です。滝の向きが絶妙で、正面に立てるだけでなく、歩道を上がれば滝とオホーツク海が同時に見渡せ、この時期は流氷と相まって絶景度5割増し??。夜にはライトアップがされるみたいです。

 午後3時、今日の宿、いるかホテルに到着。知床観光の前線基地、斜里町ウトロの町外れにある小さなホテルです。到着早々「天気もいいみたいだし、これから流氷ウォーク行く?」と宿のご主人のお誘い。この宿を選んだのは、宿のオーナー自身が流氷ウォークを主催しているから。予約する時も、「夕方とか、朝とか昼とか・・・どの時間がいいですかねぇ?」と相談すると、「着いてから決めていいですよ」と柔軟な対応。これなら天候に合わせてベストな時間を選択できる。しかも、宿で着替えて、宿の目の前の海に直接入るので、着る服装についても相談しながら選択できる。それにトイレも近いしね。って事で、じゃあこれからよろしくお願いしま〜す。

 部屋に入り準備。窓からは流氷に埋まるウトロの港、オホーツク海、知床の山々が同時に見渡せる。400キロという距離をさらに超えて、遠い異国の地に来た様な錯覚さえ覚える。この景色を見られただけでも来た甲斐がありましたが、さらにこれから氷の上を歩きます。準備と言っても、ドライスーツを着るのであまり着ぶくれしてなければ基本的にどんな格好でも良い。まあ、首回りが締め付けられるので、ハイネックの様な物とか、首元にジッパーがある様な物は避けた方が無難。

 ドライスーツを着せられ・・・自分では着られません・・・、宿のスタッフ2名と出発。参加者2名、スタッフ2名、贅沢なツアーとなりました。宿から海に向かってとぼとぼと行進しているうちに、「はい、ここはもう海の上です」。いつのまにか、そう、流氷の上に立っていました。この後すぐにわかるのだが、実はこのあたりはかなり浅瀬で、実際は海の上と言うよりも、海岸に打ち上げられた氷の上と言った方が実情に近い。地面がぐらつく事も無く、つるつる滑る事もなく、いたって歩きやすい。

 少し沖に向かって歩くと、いよいよ水面が見えてきました。お待ちかね、流氷ダイブです。ダイブと言っても飛び込むわけではなく、足先から恐る恐る・・・すぐに足先が地面に届きます。腰下までの深さです。映画「オーメン2」の様に、氷の下を流される心配はありません。氷に囲まれて水に立っている不思議な光景。ぷかぷか浮いてみたり、氷をかじってみたり・・・しょっぱいです、塩水に浸かっているので当たり前か・・・氷を持ち上げてみたり、怖々(こわごわ)ながらもひとしきり流氷を堪能。

 陸(氷の上)に戻り、ハイキング再開。岩場の上にはつがいと思われる尾白鷲が居ます。期待された夕焼けは見られそうにないが、マジックアワーの色を深めていく景色が神秘的。とっておきの場所と言う事で案内された岩場の陰には、湧き水が凍った氷柱が。ここに来る為には、いるかホテルの私有地を通らなければならないので、この景色はこのツアーだけの特権です。

 名残惜しいが、引き上げです。正味30分ほど、あっと言う間のツアーでした。ドライスーツは効果絶大、札幌の街を歩いている時よりも暖かで快適でした。宿での夕食。たこのしゃぶしゃぶをつまみながらオーナーとお話し。他に客も居ないみたいでどうしたのかと思ったら、実はNHKの貸し切りの予定がキャンセルになったそうだ。ダイビングが専門のオーナーは色々“つて”があるらしく、テレビ関係の仕事が時々入るらしい。おかげでこっちは直前予約で流氷ウォークが堪能できました。NHKさん、ありがとう。

 他にも興味深い話を色々。知床が世界遺産になってからの国家主導による環境破壊、無駄遣いの数々。ホテルを構えた時は昆布の林だった目の前の海岸が、ウトロ港の整備によって何もない“きれいな”岩場に変わり、やってきたダイビング客が喜んでいたなんて、笑えない笑い話も。なんの為の世界遺産なんでしょう。

 部屋に戻り、お風呂へ。もちろん部屋にも普通のお風呂があるのだが、ホテルの本館から、なぜか少し離れた場所に、岩風呂が作られている。この宿を選ばない理由が唯一あるとすれば、温泉では無い事。ウトロの温泉街からは離れているので致し方ない。日没後から降り始めた雪を浴びながら、温泉セットを持って出掛けます。小さな小屋に、小さな浴場。数人でいっぱいになりそうです。大人数でがやがや楽しむのは無理っぽい。でも今日は貸し切りなので、のんびりと堪能。温泉“気分”が味わえました。窓の外に目をやると、なにげに狸が横切ったりして、自然も満喫です。

 「は〜〜るばる、来たぜ知床〜〜の岬にぃ」(・・・なんか混ざってる)。思い付きで、やって来てしまいましたが、来て良かったです。

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